大樹は、突然 読んでいた雑誌を 目の前の机に投げ出した。 乱暴に放り投げたせいで 雑誌は開いたまま裏返しになって机と合流。 「っもう! 乱暴に扱っちゃだめでしょ!」 わたしは雑誌を正位置になおそうと手をのばす。 その手を、大輝がとった。 え? 大輝が、こんな風にわたしの手をにぎるなんて まずないこと。 いきなりのことで また大輝にドキドキしてしまう。 いつもいつも、ドキドキして また大輝を好きになる。