ナナセはその花束をジッと見つめ、 「もしかしたら、リョウ君の同級生かもしれないね」 「えっ?」 ミズキは弾かれるようにナナセの顔を見た。 たしかに、リョウの葬儀には、リョウの同級生達がたくさん参列していた。 でもミズキは、それを“義理”だと思っていた。 どの生徒達も皆、『同級生だから』『連絡網がまわってきたから』仕方なく、葬儀に参加していたのだ、と。 でも、よく考えてみたら、リョウがイジメにあう前は、リョウと親しくしていた生徒も何人かいただろう。