「だってみんな無条件でマネしてくれるんでしょ?

ヨッシー、世界だって救えちゃうよ。」

「はっ!おまえ、おもしろいな。」

「いえ、なんの面白みもない女ですけど。」

「おまえさ、」

「おまえじゃない、名前。」

「リョーコ。」

「はい?」

「おまえ、願いが叶うっつったら何願うの?」

「おまえって呼ばないで。」

ヨッシーは、ひらひらとピンクのハンカチを巻いた手を振って見せた。

願いが叶うなら?

そんなの、決まってる。