リホちゃんの親友と言う位置にいるあたしに、


「リホコにこれを渡せ」と、おやつを押し付けて来たり、


幼稚園のお遊戯会で白雪姫にリホちゃんが選ばれると、


王子様に立候補したりした。



リホちゃんは5歳にして、眉を冷ややかに顰め、


それが鬱陶しくて仕方ないって顔をした。

その横顔が、

息をのむほどきれいで、


あたしは、何て美しいんだろうって思ってた。