リホちゃんは、ステージを見つめたまま、

あたしを見ようともしない。


それは、

それは、あたしは、リュージのどんな些細な変化も見逃さないほど

リュージを見てるのよってことだよね。


それを、

口にするの?

リホちゃん?

リホちゃんに何も言えずにいると、左隣にいたナツキが小声でお姉さんに話しかけた。