電話を切る。 目の前では、走っては来たものの、やっぱりあたし…とモジモジしてるヨッシーのお姉さんと、さっき顧問が客入れは終わったとばかりに受付を片付けてしまったので、どうやって入るの?と戸惑ってる店長さんと、 そして、 「あーっ!ねえ、彼女!ライブ会場ってそれ?」 とあたしの後ろの体育館を指差すナツキ。