チャラチャラしてるチャラ男以外が、

ヤバいっ!どうするっ?!って顔で

こっちを見てるのに、

チャラ男だけは、全然空気が読めず、


「誰だ?おまえ。」と、リュージに名前を聞いた。


いるんだ。

この学校でリュージの顔を知らない人が。


「……何やってんだよ。」


リュージがボソっとつぶやく。


「何よ、助けに来るならもっと早く来なさいよ。」


男に掴まれた腕を見せつけながら、

リホちゃんが憎まれ口を叩く。