リュージがあたしを抱きしめる。

そっと、

まるでこわれものでも扱うように。

あたしの肩までの髪を優しく撫でる。

ウソだと知ったら、

この男はあたしを、どうするんだろう。

今まであたしが言ったことは

すべてウソで、

自分が愛していたリホちゃんを、

ただ傷つけるためだけにやってるんだと知ったら。

あ!!

しまった!!

あたし、リホちゃん、

待たせっぱだ!!

マズい!!