【完】お隣さんは同級生〜一人暮らしの2人〜㊤

1年3組


そう表示してあるクラスに俺は入れば一斉に皆が俺を見る。


…んだよ。
じろじろ見てんじゃねーよ。
気分悪ぃ…



教室の後ろで彩音と多分美菜とかいう女と…馴れ馴れしそうな男が3人で居るのが目に入ったが、そのまま自分の席に着いた。


すると彩音と一緒にいた男が俺に話かけてきた。


「よろしく。新入生代表だっただろ!俺ここの席だからよろしく!!」


そう言って指したのは俺の前の席。
マジかよ…
こんなうるさそうな奴が近くに居たんじゃ、コッチはおちおち寝れもしねぇ…



「…よろしく」


「ってかさ〜さっき美菜から彩音ちゃんとの事聞いたよ」


ウインクして舌を少し出して額に手を置いて、ピースしても全然可愛くねぇよ。
男だし。


こいつまで知ってるのか…こりゃすぐクラス中に広まるな…と思った。



「大丈夫!俺結構口固い方だし、美菜も口固い方だから安心して」


爽やか笑顔で言うけど、結構で大丈夫とか言われても安心しねぇよ。


「………。」


白けた目で目の前の爽やか君を見ていたら。


「ちょっと悠士君!何言ったの?」


慌てて彩音が来た。