「…はよ」 柾樹が私の目をばっちり捉えてから言う。 「…柾樹、起きてた?」 「いや、今起きた」 柾樹は私の頭を撫でながら言うけれど。 嘘だ… 絶対起きてた… だって寝起きの悪い柾樹が今日は機嫌悪くないし。 「…美菜達は?」 私は部屋をきょろきょろ見ながら言う。 いるはずの美菜と悠士君が見当たらない。 「あー…朝飯買いに行った」 …ほら。 やっぱり起きてたんじゃん。 寝てたんなら、そんな事、知らないでしょう? 柾樹は私から離れて立ち上がると、大きく伸びをした。