「美菜、なんて?」 電話を切った柾樹に聞いたけれど柾樹は 「夏休み中4人で遊ぼうだと」 としか言わなかった。 …嘘だ。 他にも何か言った筈。 だってそれだけなら私に言えば良いしね!! そう思いながらも“そっか”とだけ答えておいた。 「今日、泊まる?」 ふと、いきなり柾樹が言う。