“いいよ”の合図で更に力を込めれば話し出した彩音。



嫌がらせをされていた事。


呼び出し。


暴力。



知らない奴からの嫌がらせのメールや電話。



…それで携帯恐怖症になった事や、携帯を変えた事。



すべては俺のファンからされたと彩音は告げた。


顔は苦痛に歪んでる。




そして呼び出された時にたまたま朝井に助けられたって。


「柾樹のせいじゃないのに、柾樹が自分のせいって自分責めたりしたら…と思うと余計嫌がらせされてる事言えなかったの…」


俺の腕の中で話した彩音は


「ごめんなさい信じれなくて。
これからは…守って…くれますか?」


微笑んで俺の欲しい言葉をくれた。