店を出て暫く走る妃芽。 気持ち悪いなら店出た目の前にコンビニあっただろ? …そこに行けよ。 「…おいっ!あんまり走ると酔い廻るぞ」 その声で妃芽はようやく止まってくれた。 「えへへー2人になれたねぇ〜」 妃芽は俺の手を掴んだまま離さない。 気持ち悪いは嘘…か。…でも酒が弱いのは事実だな。顔…真っ赤だし。 目もなんだかとろんとしてる。 「あ、怒ったぁー?」 そう言って妃芽はへらへら笑っている。 「…怒ってないよ」