トイレに着いたけど、トイレの前には3人くらいいて、順番待ちしてるみたいだった。 妃芽は今来た道を引き返して今度は店の外に出た。 おいおい。 俺も行くのかよ? 未だに離されていない腕。 店を出る瞬間。 「ごゆっくり〜もう戻って来なくても良いからね〜」 というなんともふざけた由宇の声が聞こえた。 ばいばーいなんて手を振る由宇は今度一度シメとこうと思う。 …あいつは女じゃねぇ。 戻って来るし! 由宇がやたらと俺と妃芽をくっつけたがってたのは知ってるけど。 態度に出しすぎだ!