『可憐!!!赤いパーカー見つけた!!こっちこっち!!』 腕を引っ張られて教室の窓から下を見た。 みんなが集まる運動場ではなく、 先輩が『カレン』って書いてくれたあの場所に… 先輩と先輩の友達が集まって胴上げをしていた。 迷うことなく 気付いたら叫んでた。 『先輩!!!!』 自分にこんな勇気があるなんて知らなかった。 窓の手すりにおでこくっつけて、必死で叫んだ。