君はいつだって、真っ赤な空間の真ん中にいる。 闇たる黒は君の象徴。 紅い瞳はたかが綺麗さを羨んだだけのこと。 白い肌は白雪みたいに。 誰にも汚されないでほしいと願いながら、けれど君には強く儚く悲劇的であってほしいと。 君は無意味に強く、故に哀しく残酷で。 けれど優しい、中途半端な不安定な人格となった。