「本当か?」

幸夜の声がした。

幸夜、目が覚めたの?

「本当だよ、幸夜。好きなの。幼なじみとかじゃなくて、大好きなんだよ。」
私は幸夜の手を握りしめながら、伝える。

雷がまたなり、怖がる私を見て幸夜が頭を撫でてくれた。

「大丈夫。俺がいるから。」

「うん。ってか、いてくれないと困る。」

「俺どれくらいこうしてた?」

「1週間。怖かったんだからね。」