「いいなぁ、花織。」

「みんな見てるのに…」

俺らの声は大きかったみたいで、こっちに注目してる。

しかも、今は昼食の時間。

「本当なの?幸夜くん。」

クラスの女子が聞いてきた。

「あぁ。俺が好きなのは、花織。だからといって、花織にいやがらせしたら、容赦しねぇから。俺そういうやつ大っ嫌いなんで。」