灰色の世界


「だから?」


私は聞き返した。


「だから亜紀の世界を俺が楽しくさせてやるよ!!今から俺と付き合え!!」

笑いながら言われた。
優しく笑うから余計にドキッとする。


「すいません。
これから夕食の支度があるんで無理です」


私は腕時計を見て言った。
スーパー行かないといけない時間。