部屋に戻ると、ふらふらした足取りで歩いている三柴さんの姿があった。 私の姿を見つけると眉間にしわを寄せて私をにらみつけている。 …な、なに!? 「………遅い」 「え?」 「迷ったかと、…思った」 そう言ったっきりなにも話はしないけど、明らかにさっきより顔を赤くしている。 …心配してくれた? 「ごめんなさい。一人じゃ心細かったですよね?」 そう言って微笑むと、三柴さんは顔を背けて寝室に向かってしまった。