けれど、雅也が教室にいないことにふと気がついた。 そうなるとやっぱり 嫉妬が生まれてしまうのだ。 そして、 私だってーーーー と、そう対抗してしまいそうになる。 どうしてこうも私は 幼いんだろう。 どうして素直に、雅也に彼女がらできたことを喜べないんだろう 「…葵?」 「……凛太朗にちゃんと助けろって言っといて」 「ん。それでよし! 絶対言っとく」 とにかく私は 雅也の変わりが欲しいのかもしれない 雅也以上に夢中になれる何か。