一歩、また一歩… 「俺はこの闇の中、唯一の光… 月だけが… この満月だけが味方だったんだ お前は嫌いなんだろう? …憎いだろう?」 男はゆっくりと近づき闇の中から段々と顔が現れていたが男の口は止まらない 「あの頃お前はどんな気分だった? 馬鹿な城の使いに持て囃され… 馬鹿な王子に愛され… さぞかし気分が良かっただろうな…」 貴方は何が言いたいの?何を‘私に'伝えたいの? 私はガクガクと足が震え立っているのもやっとの状態だった 「俺は………」 そして遂に男の顔が月明かりが照らす