『最近記憶をなくす事がよくあって…その時にあたしはヴァンパイアになってたのね…もう一人のあたし、ヴァンパイアに…』


ミーナはうつむきながらそう言って、自分の中のどこかに感じていたもう一人の自分に気付いた。


『でも、ミーナ様は…ヴァンパイアの力で私たちを助けてくれました。あの時ミーナ様がいなければ私たちは…』


ハートがそう言うと、ラッセルとジンタも力強く頷いた。


『我らは例えミーナ様がどんな姿であっても必ず今まで通り、あなたをお守りします。それは何も変わりはありません』


ラッセルは力強く告げた。


『俺だって…どんな姿でもミーナちゃんが好きだし!!』


ジンタは笑顔で告げた。