白夢ー善悪と妖怪ー

「おぃ、大丈夫なのか?おまえすごい汗だぞ」

そんな北斗の様子を見て、昌誠は声をかけた。

「俺のことを…気にしてる暇はねぇよ。…昌誠、ちゃんと…集中しろ!」

一喝した言葉は少し途切れながらだった。
「だけどよ…」

「今は術者である俺より…おまえの方が重要なんだよ。…さっき言っただろ、おまえ次第で…佐木殿の生死が決まるんだ!」

そう言われ昌誠は渋々黙った。