白夢ー善悪と妖怪ー

「北斗!水盆はすぐ見つかったんだか…白い布は包帯しかよさそうなのが見つからなかったんだが、これで大丈夫か?」

「それで大丈夫だ、ありがとな」
ふと北斗の手元を見ると花の咲いていない椿の枝が一房あった。

「それも使うのか?」

「まぁな。縁側の木から一房頂いた、後で佐木殿には言っておくから問題ない」

「枝の一房ぐらい気にする奴じゃねぇと思うけどな」
「まぁそれはそれでいい。じゃぁ始めるぞ、まずその水盆に包帯を入れてよく濡らしてくれ。」
「わかった」と言い持っている包帯を静かに水盆の水に浸した。
「北斗、次はなにをすればいい?」