状況を理解しきれないあたしは、一人でパニック。 え、嘘…何でいるの?ていうかいつから聞いてたの!? あたし変な事言ってないよね?? 「…聞いてる?」 「は、はいぃっ!!」 声が裏返ってしまったあたしに不審がるような視線を向けてから、不機嫌な声で言った。 「ガトーショコラ好きなのは、七原じゃなくて俺なんだけど」