「…でもなぁ……柊怒ってたし…」 チラッと時計を見ると、もう6時。 「さすがにもう帰っちゃったよね……」 どうしよう…。 絶対電話は出てくれないし。 「はぁぁ…」 ため息をついていると 「…なぁ」 いきなり話し掛けられた。 びっくりして振り向いたあたしの目に映ったのは… ドアに寄りかかった柊。