「自分の道くらい自分で決めろ。俺のことは無しにして、どうしたいか考えろ…もうガキじゃないだろ?」 全部図星だったから。 柊が大人っぽかったから。 あたしが、釣り合ってないことを思い知らされたから。 「…柊はあたしと離れ離れになっても寂しくないんだ!?」 「そういう問題じゃない」 冷たく言い放つ柊に、涙がこぼれた。