近くの公園。


暗闇のなかで、向かい合う2人の姿を月の光が照らしていた。



「なぁ」

「ん?」




さっきまでグラウンドで汗を流していた、相崎柊と。


高校時代からの恋人。



手に握られた小さな箱の中身は。