ゆっくり開いたドアに、ギュっと目を閉じた。


「え、っと…二年生だよね?」

あぁもう!


どうせ嫌われるんだ。


「そうですけど何か!?相崎先輩の彼女だからっていい気にならないで下さい!早坂先輩のせいで…傷ついてる人がいっぱいいるんです!」



早坂先輩の驚いた顔と、相崎先輩の少し怒った顔に、やっと我にかえった。


あたし…今何言った?



「ご、ごめんなさっ…」


「わかってるんだ」


あたしの言葉にかぶせて早坂先輩が言った。