じりじりと熱く冷たいものが恋しくなる夏。


優斗と並んで歩く。

今日はおばあちゃんの誕生日ケーキを買いに行こうと優斗が言ってくれた


まるでデートみたい…。


思うだけて顔がにやけてきちゃうよ…。


「なにわらってるんだよ」


優斗が私を見る。


「…なんでもないよ」


「なんかあるだろ。」


意地悪な笑顔で私を見る。


「なんかデートみたいだなぁって思って…」


「ばか。」


優斗が手を絡める。


驚いて優斗を見る。

「誰かにばれちゃうよ??…」