「あの、あたしそろそろ帰るね。お粥ごちそうさま!」 少しフラつきながら、荷物を持った。 「泊まってけよ…どうせお前一人暮らしじゃん」 泊まっ…!? 「あ、いやでも迷惑かける訳には…しかも隣だからすぐ帰れるし!」 「倒れた時、隣じゃ気付いてやれないじゃん」 「でも…」 「いいから。猫一匹預かるくらいどうってことないから」 渋々頷いて、持っていたバッグを再び床に置いた。