「んっ…」



目の前には、白い天井と…

実織の姿。



「実、織?あれ…あたし…?」


「風邪で倒れたんだよ。荷物持って来たから早退しな?」

「あ、そっ…か。ありがと」



ガラッ



いきなりドアが開いて、そこにいたのは。



奏だった。