小悪魔の飼い猫




あっという間に学校についた。

「走れ!」



HR開始のチャイムが鳴り始める中、足の速い奏に必死でついて行く。



「じゃあな」



一年の奏は二階だけど二年のあたしは三階。



奏と分かれて急いで階段を上る。



キーンコーンカーンコーン


ガラガラッ




チャイムが終わると同時にドアを開けた。



「セ、セーフ…?」

「セーフ!おはよ」
「早く座りなさい」


「はぁい…ハァッ…」



疲れたぁ~…。



10分で学校に着いちゃうなんて凄い。