小悪魔の飼い猫




「助かったよ、さすが俺の猫」

「…猫じゃないもん」


優しい笑顔に、不覚にもキュンとしてしまった。

ダメだよ、こんな飼い主に惚れたら。



「バイバイ」

「あ、明日迎えに来いよ?」

「へ?」



「学校一緒にいくぞ。あと、弁当作って」



「ヤダ!!」


「拒否権ナシ。


…待ってるから」



そう言って凄く甘い声で囁いた。

カアアアッと顔が熱くなる。