1人で自転車をこいで、やっと着いた学校。


だけどどうしても行く気になれなくて…。



キーンコーンカーンコーン


公園のブランコに座っていると、遠くで授業開始のチャイムが鳴った。


「サボっちゃった…」



だってさ、奏に会いたくなかったんだもん。


泣き腫らした顔を皆に見せたくないし。