小悪魔の飼い猫




「はい…」

弱々しく開いたドアから出て来たのは、フラついた奏。



嘘…そんなに悪いの!?


「大丈夫!?だって朝は結構元気だったじゃん…」



奏はドサッとベッドに倒れ込んだ。





「だって…お前が見捨てるから」




猫のくせに…と呟きながら言われた。