あれから1ヶ月、菜々と優梨はバスの中にいた。


そう、今日はあの意味不明な旅行の日。

駅から出ているバスに、たった2人だけが乗っていた。




「何で彼氏と来ないの?」




一緒に来ると思ってた優梨は、不思議そうに聞く。




「来る予定だったんだけど、指定時間が違ったの」



「え?そうなの?
そう言えば、私も真奈姉とかと違ったかも」