「優梨? あまり逢ってないな。 お婆様が亡くなってから、あまり逢ってないよ。 メールはたまにしてたけど、忙しそうで。 それに、そっけなくて」 「寛子ちゃんですらそうか。 帰って来るのも遅いんだよね」 真奈は、学校が忙しいのかと思った。 だけど、休日だって家にいない。 真奈と寛子に逢っていない割りには、菜々には逢っている。 一体何をしているのか、不思議だった。