そうこうしていると、雫がこんな事を言い出した。

「ささ、お母様も直人もっ。後は若い2人に任せましょうよ♪」

「「えっ//」」

「それもそうだな♪」

「「ちょ//」」

「じゃ、お母さんまた明日来るわね~」

「「いや//」」

「「「さよなら~」」



パタンと扉がしめられた。



「「…………」」

しばらくの間、2人の間に沈黙があった。

う………
私、沈黙って苦手。


な、何を話したらいいのか分からない。

いっぱいいっぱい、話したいことがあったのに、いざとなると頭がパンパンで何も話せない。



だけど、伝えたい。

この2ヶ月間、言えなかった思いを。