いきなり叫びだした鈴音にあたしと
桐谷くんは
同じ顔していたと思う。
「ゴメン羅菜、先輩があたしのこと
待っててくれたの・・・」
「え!?そうなの・・・?じゃあ、
あたし一人で帰るや」
「本当?ごめんね・・・羅菜襲われない
かな?」
「死んでもありえないよ」
誰があたしなんかを襲うと思ってるの
鈴音は。
人っ子一人いないって。
「でもー・・・夜也くん一人で帰るの?」
「ん?まぁ、一応」
「じゃあ、羅菜と一緒に帰ってもらえない
かな!?」
「はい!?迷惑かかるからだめだって!」
つーかありえん、
桐谷くんと帰ると襲われるんだって!
あたしは目で鈴音に訴えたけど、
逆に鈴音に目で
“黙りなさい”って言われた。
こわ・・・ごめんなさい。


