「ゆなぁ、次の教科何だっけ?」 休み時間 隣から脱力しきった、ゆるーい声が聞こえて来た。 「しらーん。」 机に突っ伏して、おやすみモードに突入した私は 答える気なんてさらさらない。 「…あんた、男子の前と態度変わり過ぎ」 「それ程でも〜。」 「褒めてないわよ」 私は世に言う二重人格人間。 表は女の子らし〜い、完璧な乙女…つまりモテ子と言う部類の人間。 裏?は“全てがだるーい”って感じの無気力人間。