「ぅ…。」



吉野は目を覚ます
一気に太陽の光が目に入って目を細めた


…草の上?


起き上がると、どうやら自分は草の上に寝ていたらしい
側には、柚歌と海の姿があった



「…新しい世界?」


辺りを見ると、高層ビルに車
自分達が今居るのは河原らしく、全く自分の世界と変わらなかった



「ぅっ…。」


「いってぇ…。」


柚歌と海も目覚めたのか、ゆっくり起き上がる



「…着いたのか?」


「そうみたいね。」


二人も辺りを見渡すが、これといって驚いているような要素は無かった
つまり、そこまで変わった世界ではないということ



「見たところ、別に問題がありそうにないけど…。」


「まぁ、前の世界が衝撃的だったからな。」


海の言う通りかもしれない
一発目にしては濃い世界だったな



「けど、導かれたって事はデュアンテが「キャー!」