マンションに着き、前もって貰っていた合鍵を使ってロックを解除する。 エレベーターで上まで上がり、部屋に着いた。 ガチャ… 「お邪魔しまーす…」 あたしはソロソロと中に入る。 フワッと鼻を掠める慎也の香り。 すごく心が落ち着く……。 あたしは食材を冷蔵庫にしまうと、リビングのソファに座った。 「ふぅ…」 慎也…早く帰って来ないかな。 もう1ヶ月も会ってないんだもん… 寂しいよ……。 その時。