この手紙……
実は書いてて恥ずかしかったし
悔しかった


言いたいこと、一気に残しておく。



つらくてつらくて仕方のない時は……
俺のことを忘れて。

絢の幸せの道は邪魔したくない。
まあ、より戻すときは……邪魔しちゃったけど。

悪く想うな?



最後に……

時間はいちばん優しくて、残酷だよ。
俺への想いは、必ず風化する

それを、想い出にできる

“人が死ぬのは自然なこと”


それが
早いか遅いかの違いだろ?



俺の夢
もう、叶ったよ?

愛がほしかった。心がほしかった。
無条件に差し出される手がほしかった。


全部、絢が叶えてくれたな。




だから、今を生きて幸せになれ。
手にした幸せは絶対に放すな。

それが


俺からの最後のお願い。



ありがとう
俺は、

空の上から絢を見守り




愛しています



      From.陽