規則の守護者

「訳が分からないですよ。

先輩は何も悪くなかったのに、悪事のとばっちりを受けたんです。

あいつらが、犯罪さえやらなければ、先輩は」


……生きていられたはずなのに。


それは、言葉にならなかった。

喉が、焼け付くように痛む。