規則の守護者

詰め所の中。

乾いた空気が、わずかに塵を含んで漂っている。

茜と瑞緒の2人は、銃器の点検をしていた。


「……ねえ、茜」


珍しく、瑞緒は茜へ話し掛けた。
もちろん、銃器をいじる手は止めない。


「あなた、どうして監視者になったの」