だが、彼は決して仕事をサボらない。 出来はとにかく、指示した仕事には、必ず取り組んだ。 他の部下は、瑞緒の隙をうかがっては、職務そっちのけで娯楽にいそしもうとする。 しかし、茜は違った。 だから彼女は、彼を信頼した。