規則の守護者

瑞緒は仕方なく、ポケットの小型情報板経由で、映像を傍受することにした。

脳へ負担がかかるので、できれば情報板は使いたくなかったのだが、仕方がない。


情報板から、電極を通して脳へ直に情報を送る。

脳内で高速かつ大量に再生される、観察カメラの映像。


その中に、武器の一部が映り込んでいた。

すぐさま瑞緒は、煙草を吸っている班長へ報告する。


「武器所有者を見つけました。

場所は東区の」


「あ、そう。

君が見つけたんだから、君が責任持って処理してね」


班長は瑞緒を見ない。
正確に言えば、仕事を見ない。

教えて下さい、と瑞緒はつぶやく。


「監視者は、何のためにここにいるのですか」


瑞緒は、腰に銃を装備して詰め所を出た。