「ひど…」 「嘘だよ」 舞い降りる雪が、優しくて。 隣で左手を差しだす君が、優しくて。 「ふぇっ……」 飛び込んだ胸が、優しくて。 「愛加、さっきの…」 囁かれた口調が、優しくて。 「そんなの、愛加だからに 決まってんだろ…?」